【ネットフリックス】グレイマン見た【感想・考察・演出を分析】

  グレイマン見ました。アベンジャーズIW・EGのあのルッソ兄弟が監督ということで、漫画の勉強のためにもかれこれ10回ほど。会話劇がよくて満足。

 

 今回は10回ほど見て気づいた練りに練られた演出の一部を紹介します。ネタバレ全開で行くのでご注意を。

 

1,「最後に御大を怒らせたものはポトマック川に浮かんだ」

物語最後ロイドが死体となって泉にうかぶ伏線。

 

2,「味わってきた地獄そのすべてを武器に変えろ」

 冒頭でフィッツジェラルドがシエラ・シックスにかけた言葉。ロイドとの最終戦で、顔を泉に沈められたとき、虐待されたとき(つまり地獄)のことがフラッシュバックする。そのしごきのおかげかロイドの攻撃を耐えることができた。

 

3,「秘訣は人の弱さに足を引っ張られないこと」

カーマイケルが出世の秘訣について語った言葉。後ろのドアのガラスにはスザンヌらしき人の姿がカットイン。スザンヌはロイドのやり方にケチをつける場面が幾度となく出てくる。

 

4、「マッチョな自分に酔ってるタイプで」

 シエラシックスが父親につて語る場面。画面に映し出されているのはダニの姿。音声の内容と映像の内容を一致させる演出なのではないかと。ダニは幾度となくシエラ・シックスを助けマッチョなことは疑いようがなく、過剰にセクハラを警戒するところから自分に酔っている性格ともとれます。勿論、消去法で選ばれただけの可能性も高いです。

 

5,クレアが生意気な理由

 子守を任されたシエラ・シックスにも強気な態度でした。これはフィッツジェラルドの影響かもしれません。フィッツもロイドとの会話中相手を煽る発言が見受けられます。