【書評感想☆5】はらわたが煮えくり返る(ジェシー・プリンツ)

 感情とは何かを研究している本。さまざま説を検証していて著者の知識量に驚かされる。

 著者の意見は、感情とは身体性評価の知覚であるというものだ。構成要素として、身体表象と感情価マーカーに分けられる。自己と世界の関係を評価していて、それが身体表象に表れるという。

 納得感のある答えに感じたが、今後覆る可能性も感じていないわけではない。感情についての議論に興味がある方にはおすすめ。あなたの信じている説が否定されているかも。