ザ・ストーリー(ロバート・マッキー著)の書評・感想☆5/5

 結構よかった。ヒット映画にも使われているテクニックが本書にも載っている。

 欠点を言うと、著者の持論や思い込みなだけだと感じる部分もあった。テクニックが効果があるという証明が不十分と感じた。

 

47出来事 主人公に変化をもたらすもの
50主人公の人生にとってなんらかの意味を持つものが
89ストーリーは可能性の法則に従わなければならない 起こりうる出来事を選択する
166ストーリーで大事なのは極限まで触れる振り子のような強烈な人生を生きることである
175期待と結果のずれ、主人公の行動前の認識と行動後に知った真実との違いがギャップになって表れるのだ
178登場人物の欲級がどれほどの価値を持つかはそれを満たすためにはどれほどのリスクをとる覚悟があるかによって決まる
215奇抜さを求めるのではなく本物であろうとすることで独創性は生まれる
219インサイてぃんぐインシデントはこの欲求の対象という目標に向かって主人公を突き動かす
222人生のバランスを回復するために主人公が何を追い求め何をするのかそれがストーリの背骨である
224ストーリーは探求の形をとっている
236主人公に起こりえる最悪の事態とは何だろう? どうすればそれが起こりえる最善の結果に変わるだろう
242思考と感情が葛藤に向いている限り時間を意識しない
249幕はシークエンスのかたまりで、主人公の人生をほかのどのシークエンスよりも大きく転換させるシーンでクライマックスを迎える
257見せかけの結末を用いる
265決まり事を破るのはそれ以上に重要なことがある時だけだ
267シーンの目的は超目的の一部をなすものでなければならない
289主人公が仮面に隠れて何をしているかが重要なのだ シーンをテキストとサブテキストに分ける
290言葉にされない無意識のうちの思いや感情を動作で表す 人生で起きるのと同じように描かなければならない
296登場人物にとって重要な価値がシーンの終わりにどのような状態にあるか確かめポジティブかネガティブかを書き留める。これをはじめと比べる 何も変化しなければ退屈
326インサイティングインシデントとクライマックスとの間に因果関係があることが感じられなければならない
332リズムを短くしてテンポを高めるそして、クライマックスを迎えたらブレーキをかけ、時間をとって緊張を保ちながらストーリーを語る
340シーンとシーンをつなぐときは、2つのシーンに共通するもの、あるいは対立するものがなんであるかを考える
342危機とは決定だ 最後の行動 危機は真のジレンマでなければならない
349クライマックス 意味で満ちているか 意味が感情を生み出す
352ハッピーエンドは誰にでも作れる 登場人物に欲しいものをすべて与えればよいのだ
3782つの原則 観客が簡単に推察できそうなことは説明しない この事実を知らなければ混乱が生じるというのでなければ説明しない
すねての疑問が解消されて全ての感情が満たされることを願っている 観客が知る必要のある情報、知りたいと思う情報だけを明らかにしそれ以上の情報を与えてはならない
383シーンを転換させる方法は2つ 行動か新事実
434 自分を悪い人間だと考える人はいない
462成功する脚本家は6カ月のうち最初の4カ月を3×5インチの大きさの何束ものカードにアイデアを描く作業にあてる 内側から外側に向かって書く