2020-01-01から1年間の記事一覧

『NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX 』(リード・ヘイスティングス著 エリン・メイヤー著)の書評・感想 ☆5/5

ネットフリックスの働き方や文化の全貌がわかる本。メディアのキャッチーな報道とは違った姿も。 例えば有給はとり放題だが、社員が同時期にとってはいけないとか、事前に報告がいるなどの条件はあるようだ。 ネットフリックスの文化を本気で真似したい方に…

『若きエンジニアへの手紙』(菊池誠)の書評・感想☆3/5

ショックレー等、著名な科学者のエピソードなどを知りたい方にはおすすめです。 読書メモ 18ショックれーいわく私くらい間違えたり失敗したりしてみっともない苦労の連続を経験した人はそんなにいない 21人間は失敗から学んでその次の攻め方の工夫をすること…

『人に頼む技術』(ハイディ・グラント・ハルヴァーソン)の書評・感想 ☆4/5

結構よかった。"共通の目標を語る"や、"自分自身を正確とらえたいという欲級は、自分自身を肯定的にとらえたいという欲級を上回る"は大事そう。 自ら望んで支援の手を差し伸べている感覚が大事 p26自分よりも劣る人を意図的に選んで比較することで自分のステ…

『一兆ドルコーチ』(ビル・キャンベル)の書評・感想 ☆5/5

" data-en-clipboard="true"> よかった。協力的な関係を築くために必要なことについて知れる。 " data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">読書メモ 59人間関係の質がキャリアの命運を握る 385チームのコミュニケ…

『filmmaler's eye 映画のシーンに学ぶ構図と撮影術』(グスダホ・メルカード著)の書評・感想 ☆3/5

まあまあ。色々な撮影方法について学べる。どのような意図をもって使うのかも解説されていて役に立った。 読書メモ ハイアングル 敗北感を味わい傷つき動揺している こういう感情を伝えたいとき用いられる 1監督は小刻みに手が震えていたことが重要なシーン…

【書評】『定理の作り方』(竹山美宏)の感想

数学上の問題を解決するときのステップが分かる。これを読めばすぐに素晴らしいアイデアがひらめく…というものでは決してないが、ヒントは得れた気がする。 本書を読む際にとったメモ 問題の条件や仮定を使っていくつかの候補に絞り、その候補を一つずつ調べ…

【書評】もっと! : 愛と創造、支配と進歩をもたらすドーパミンの最新脳科学(ダニエル・Z・リーバーマン , マイケル・E・ロング )を読了

オーガズムを感じているときの脳は、今ここに注目している状態というのは興味深い。 しかし、読んでみると著者は脳科学の専門家というわけではないんだなと感じた。専門家がドーパミンについて書いた本が出れば、この本はいらないかも。 以下本書を読む際に…

ブループリント:「よい未来」を築くための進化論と人類史(ニコラス・クリスタキス)を読了

どのような人が集団内で敬われるか、どのような人がモテるかというと、親切心のある人や愛のある人とのこと。 あと、本書の主張に矛盾を感じた点。 " data-en-clipboard="true"> ある集団から別の集団に乗り換えることができることが集団への愛着を生むとあ…

『若き科学者へ』(P・B・メダウォー著)を読了

ノーベル賞生物学者メダワーによる、理系の若者への助言の書。科学について書かれた章がよかった。『科学の日々の仕事の本質は、仮説をテストすることにある』とのこと。 誰かの役に立つかもしれないので本書を読む際にとったメモを以下にのせておきます。 …

感情とはそもそも何なのか?(乾 敏郎[著])の感想・書評

感情や推論の仕組みといった、脳の核となる機能がどのようなものか本書は解説している。わりと新しめの研究結果なども参照しており、価値があるデータと感じる。 以下、本書を読む際にとったメモ 31ドーパミンは予測誤差がプラスのときに放出量が高くなる 60…

映画の瞬き(ウォルター・マーチ)の感想

アドバイス自体は、納得できるものが多い。細かいテクニックであっても知りたいという方にはおすすめです。 しかし、名著というほどではないかな。 以下は読んでいる最中にとったメモ ・細かいディティールにとんだ説明は観客は参加者ではなく観察者になって…

「マネーボール」を読了

データを活用することが大事とよくいわれるが話はそう単純ではない。多くのデータは役に立たない。実際に本書では、打者における打率や投手における被安打率は選手の評価に不適切と論じている。 そこから学べることは価値のあるデータを集めるべきだし、ラン…

書評『日本語の作文技術』(本多勝一)

素晴らしい名著。読みやすい文章を書くための原則がのっている。文章術について書かれた類書を踏まえている点、朝日新聞社に務め数多くの文章を書いてきた経験則に裏打ちされている点から信頼できる内容のように思う。著者自身の文章もわかりやすい文章だっ…