映画の瞬き(ウォルター・マーチ)の感想

 アドバイス自体は、納得できるものが多い。細かいテクニックであっても知りたいという方にはおすすめです。

 しかし、名著というほどではないかな。

 

 以下は読んでいる最中にとったメモ

・細かいディティールにとんだ説明は観客は参加者ではなく観察者になってしまいやすい
・腕を引いて説明しようとすると引かれる側は圧迫を感じしまいには怒りだす
・カットはぜったに必要だが、それでも最小限におさえることを目標にしなければならない
・最終的に観客に残るものは感情
・34p理想的なカット その瞬間の感情に忠実であること2、ストーリーを推し進めていること 3、リズム的に面白みのあるここぞという瞬間にカットされていること 4、観客の興味の焦点となる画面内の事物や動きを意識していること 5、平面性 6、3次元における継続性を尊重していること
・客の目をそらすことで驚きを演出
・決定的瞬間をとる
・74p関連痛 本当は肩が痛いのに、肘が痛いと客が言う
・瞬き 脳が勝手にシーンをカットした 一秒枚に瞬きをしまくる、いろいろな感情や考えがいっぺんに巻き起こっていてそれをどうにかして抑制しようとしている
・頭の中で展開されている志向の分離作業を助長するもの 新たな思考とそれまでの思考を分離して区別するため
・発言後、余韻を残しカット 本音でいっている言葉ではない