脚本論2

2緊張と緩和を生み出す技

緊張と緩和が売れる脚本に大事と前回に説明しました。書き手は緊張と緩和のある状況を効率的に生み出さなければなりません。漫画や映画などで緊張と緩和を感じるシーンなどを見ていくと、人が緊張と緩和を感じやすいパターンというものが見えてきました。様々な名シーンも大きな枠組みは一緒で、ある程度のパターンに分けられるというものです。

 

1、緊張する理由を排除できたとき

2、緊張する理由が勘違いだったとき

3、デメリットよりメリットの方が大きいとき

4、緊張する理由を受け入れるとき

 

1、の例を挙げましょう。悪役が悪事を働くなどが緊張する理由の典型例です。それをヒーローがやつけることで人々は安心して緩和します。

2、のときも緊張する理由がなくなるわけですから緩和されます。

3、ここでいうデメリットが緊張する理由、メリットが緩和する理由になります。緊張する理由を受け入れるに近いです。

4、焦っても助からないとき人は緊張することを辞めて緩和させます。